鍵屋KENロックファクトリー 仕事日誌 ’22.8月

鍵屋KENロックファクトリーの日々の仕事日誌 2022年8月

オートロックマンションのエントランスキースイッチ交換

約20年ほど前のピッキング犯罪が横行した際に、そのターゲットとなったMIWAのディスクシリンダーが採用されていたオートロックマンションのキーシステムを、当時イスラエルから輸入され急激な普及を見せていたMUL-T-LOCK(マルティロック)の鍵で、このマンション全体のキーシステムを変更した物件のキースイッチの交換です。
各居室の鍵シリンダーの何倍もの使用頻度があるエントランスのキースイッチシリンダーですが、これまでも不具合が起きるたびに、その都度メンテナンスや修理を施していました。
日本ロック工業会が一般錠の耐用年数を10年としている中、このマンションにマルティロックが導入されてから20年以上も経過しているため、当管理組合様にキースイッチ全体のリニューアルをお勧めしました。
新しいマルティロックのキースイッチシリンダーには、なるべく故障を少なくするための専用の内部部品も使われています。また、今回はシリンダー部分だけでなく、MIWA製のキースイッチ本体部分も、新品を取り寄せMIWAのシリンダーを、このマンションのキーシステムに組み替えた新しいマルティロックのキースイッチシリンダーと入れ替えて、改めてエントランスの集合玄関機に結線をし直しました。これによって当分の間、不具合も起こらないでしょうが、やはり最低でも年に1回くらいは適切なメンテナンスは必要です。これはもちろん、使用頻度の多いエントランスのキースイッチに限らず、マンションの各居室や、一般戸建て住宅の玄関錠に於いても、最低でも年に1回くらいの適切なメンテナンスは望ましいことです。

  

 

ヤマハのバイク 紛失キーの鍵作成

ヤマハのアメリカンバイク、ドラッグスターの鍵作製をしました。鍵穴は、イグニッションの他、ガソリンタンク、ヘルメットホルダーと3カ所あって、もちろん同じ一つの鍵で回りますが、ガソリンタンクとヘルメットホルダーは鍵の先端の方を使って回し、イグニッションは、先端と手前側も含めた鍵全体を使って回すタイプの鍵です。
まずはガソリンタンク・ヘルメットホルダーの鍵穴、その後イグニッションの鍵穴を覗いて段差を読み取って鍵作製します。今回は最初に読み取った高さに惑わされて、炎天下の中で少々ハマってしまいましたが、約40分くらいかかってやっと正解の鍵が作成できました。

投稿者プロフィール

KENロックファクトリー
KENロックファクトリー
代表 三浦健(since1996)
内閣総理大臣認可・警察庁所管 
日本ロックセキュリティ協同組合加盟店
https://www.jalose.org/