鍵屋KENロックファクトリー 仕事日誌 ’22.4月

鍵屋KENロックファクトリーの日々の仕事日誌 2022年4月

立川市で自動ドアの鍵交換

立川市で自動ドアの鍵交換をしました。自動ドアの鍵もいろいろなタイプがあります。自動ドアの鍵は、ドアの下側に付けられた錠前からデットボルト(かんぬき)が飛び出し、床レールのストライク(受け)に入ることによってドアがスライド出来なくなるのですが、古いタイプのWEST社やGOAL社の棒鍵タイプは、鍵違いも数通りしかなく、鍵交換は錠前全体の交換になったので、自動ドア自体の脱着が必要になり、ドアの大きさなどによっては二人がかりでの作業になったりします。また、一昔前のMIWAロックのタイプはシリンダー(鍵穴)のみの交換で鍵交換が可能にはなったのですが、鍵シリンダーの固定ネジが、錠前のフロント部分、つまり自動ドアの下側になるので、結局この場合もドア自体の脱着が必要でした。自動ドアの脱着や再度の調整が必要な場合は、その分の経費も余分にかかることになってしまいます。前者の棒鍵タイプは最近はさすがに出会わなくなりましたが、後者のドアの脱着が必要なMIWAロックのタイプはまだまだ巷には存在しています。
比較的新しいMIWAロックの強化ガラス扉用や自動ドアの鍵は、ドア自体の脱着をしなくても、鍵シリンダーの固定ネジがドアの戸先側にあるので、自動ドア自体の脱着の必要がなくなりました。幸いに今回の自動ドアも、MIWAロックの一番新しいエンジンドア用DG2タイプでしたので、ドアの脱着もなく、シリンダー交換はすぐに終了しました。(ただし、もともとのストライクの位置がデットボルトと接触していて、施開錠に負荷がかかっていたので、ストライク側の取付け調整をサービスしました。)

2ロック玄関の鍵開けと錠前の取付け

弁護士さんからの依頼で、相続管理されている物件の玄関開錠と新しい錠前の取付けを承りました。昭和の時代の住宅で、錠前はサムラッチ錠と補助錠の2ロックですが、どちらも現在では廃番となっているものです。古いタイプのシリンダーで、鍵開けもピッキングで比較的すんなり開錠できました。
開錠後は、弁護士さんが内部を調査された後、とりあえず再び施錠の必要がありますが、2ロックとも廃番製品で鍵シリンダーの交換などはできないため、下側のサムラッチ錠のみを外して、同じ錠ケースサイズのMIWAのU9HMD-1を取付けました。サムラッチ錠の切り欠き穴が少し見えていたので、ステンレスのエスカッションを使用しました。住宅の相続処分が決まるまで、とりあえず十分な施錠が可能です。
新しい鍵を管理者の弁護士さんに渡して終了です。

投稿者プロフィール

KENロックファクトリー
KENロックファクトリー
代表 三浦健(since1996)
内閣総理大臣認可・警察庁所管 
日本ロックセキュリティ協同組合加盟店
https://www.jalose.org/