鍵屋KENロックファクトリー 仕事日誌 ’22.1月

コロナウィルスの感染が止まらず、またも緊急事態宣言が出されそうな勢いです。当店も今は出来る限りの自粛営業をして、なるべく外に出ないような仕事をしています。その反面、様々なセキュリティー関連の仕事に携わっている鍵屋だからこそ、こんな時に世間のお役に立つことも、少なからずあると思います。休業や在宅ワークで無人となった店舗や事務所の防犯対策や、また学校が休校で自宅にこもっているお子様の様子などを遠隔から確認できるネットワークカメラのご相談、その他今のような社会不安に伴うセキュリティー不安のある方のご相談など、何らかのお力になれる事がきっとあると思います。お気軽にお電話ください。鍵屋KENロックファクトリーの日々の仕事日誌を2022年から記録しています。

2022年仕事始めは立川市で電気錠の点検

2022年の仕事始めは、立川駅近くのある事業所ビルの電気錠システムの不具合の点検から始まりました。正面玄関や各階の非常口に電気錠が設置してあり、会社のメインフロアの一角に16台の電気錠を制御できる多回線電気錠操作盤のBAN-AS16が設置してあります。社員さんの出勤時に操作盤で一斉開錠し、退社時に一斉施錠するシステムですが、時々、朝の解錠時に1か所の電気錠のエラーアラームが鳴るようです。まずは、当該の電気錠から調査し、異常がなければアダプターや操作盤の基盤を交換することになります。

 

トステムの玄関ドア「ポルト NX」のカギ交換

日野市でトステムの玄関ドア「ポルト NX」のカギ交換を依頼されました。これまでのカギはギザギザ山のタイプで、U-shinSHOWAというメーカーのMr.HOMEというキータイプですが、この玄関扉は通常より厚い扉で60mm以上の厚さがあるため、鍵シリンダーの後ろに50mm以上の長い引き足がついています。お客様はディンプルキーに交換してほしいということでしたが、この扉だけの独特の鍵シリンダーのため、ディンプルキータイプへのカギ交換はできません。現在では、Mr.HOMEキータイプは廃番となり、より操作性が良く、セキュリティも高い内溝タイプのU-shin SHOWAのWSシリンダーに替わっているようです。

     

カギ交換から最新のスマートロック取付へ

日野市のトステムの玄関ドア「ポルト NX」のカギ交換を依頼されたお客様が、最初はディンプルキーへの交換希望でしたが、この扉のタイプはディンプルキーへの交換が不可能ということで、ご参考までに面付補助錠タイプの最新のスマートロックEPIC(エピック)ES-F500Dのデモ機をお見せすると、その性能のすばらしさをすっかり気に入れられ、結局カギ交換希望から最新のスマートロック取付けに変更になりました。扉の厚さや扉周りの形状が特殊だったため、エピックのセットに付属のビスや補助部品のみでは対応できず、オリジナルで補助プレートなどを作成して時間はかかりましたが、何とか取り付けることが出来ました。お客様もその便利さに大満足の様子でした。

      

 

スマートロックEPIC(エピック)ES-F500Dについてはこちら http://globalepic.co.jp/products/es-f500.html

浴室錠の交換 

アパートのユニットバスのカギがかからなくなったので、交換してほしいという依頼です。通常の交換なら、古い錠前は簡単に外れて新しい錠前を取り付け終わるまで30分もかからない仕事ですが、ひどい錆のため止めビスも全く回せない状態です。カギがかからなくなったのもこのせいです。ユニットバスは湿気も多いため、年数がたつとこうなってしまうことがよくあります。ドアノブの根元をサンダーで切り落として交換しなければなりません。アパートのオーナーさんには、入退室の機会など、ここまでなる前にに交換することをお勧めします。

ドアメガネの交換 ドアガードの取付け

古いマンションの玄関扉、内側から覗いても全く見えなくなってしまった鉄扉のドアビューア(ドアメガネ)を交換しました。新しいドアメガネは広角レンズで、内側から覗くと玄関前の人物のほぼ全身が確認できます。また、古いドアチェーンが外れにくいということで、パタンと倒すだけのドアガードを取り付けました。

    

国立市で戸建て住宅の錠前交換と鍵シリンダー交換

国立市の築30年以上の戸建て住宅玄関、現在では廃番のMIWAのLDというレバーハンドル錠でカギも10年前に製造中止となっている危険な鍵NO.1のディスクシリンダーでした。主錠の錠前全体を現行のLAというレバーハンドル錠に交換し、鍵穴もディンプルキーのPRタイプになりました。古いLDと現行のLAは錠前本体ケースの大きさが違っているので、多少の加工が必要になりますが仕上がりは元の切り欠き穴もほとんど隠れて全く問題ありません。上部の補助錠ADタイプもディンプルキーの名門ドルマカバ社の比較的リーズナブルな鍵シリンダーKABA ACE(カバエース)というカギに交換しました。お客様にも大変ご満足をいただけました。

    

東村山市の玄関カギ交換 カバスターネオ

東村山市から玄関錠のカギ交換の依頼がありました。カギを紛失してしまったので交換してほしいとのこと。伺ってみると、立派な敷石の庭もある大きな戸建て住宅ですが、大きな両開きの玄関ドアの鍵穴を見ると、ピッキング犯罪の標的となったMIWAのディスクシリンダーで約10年前には廃盤となっている鍵でした。そのことをお客様は全くご存じなくて、鍵を失くしたのもいい機会だから、なるべく防犯性の高い鍵に交換して欲しいということで、当店の在庫品の中でも上位クラスのカバスターネオの2か所同一キーに交換しました。同時にサッシ窓のクレセント錠の修理も行いました。警備会社との契約をされているお宅でしたが、警備会社が駆け付けた時にはすでに殺人事件が起きていたという例も過去にはあります。警備会社に入っていても、まずは最低限の自主防犯は大事なことです。

  

東大和市の玄関カギ交換 トステム

東大和市の戸建て住宅、築年数も新しいトステムの玄関ドアですが、カギ交換を依頼されました。鍵穴のデザインは少しのだけ異なっていますが、カギは今までと同じMIWAのディンプルキーPSタイプの2か所同一キーです。ハンドルと同系色なので全く違和感はありません。

摩市のマンション カギ交換 ロイヤルガーディアン

多摩市のマンションでカギ交換です。NO.1のカギ、ロイヤルガーディアンでの交換です。レバーハンドルの色に合わせて、ブラウン色での交換で、レバーハンドルは経年により色は剥げてしまっていますが、ロイヤルガーディアンのブラウン色は高級感もあります。もちろん防犯性はNO.1です。

ロイヤルガーディアンについてはこちら https://kenlock-factory.com/royal_guardian/

テンキー式金庫のカギ開け

立川市で金庫の開錠。立川市にある東京都の研究施設にある中型の耐火金庫の開錠です。1997年製のライオン事務器製のカギとテンキー式の耐火金庫ですが、数日前から、暗証番号テンキーを押したときのピッという電子音が無くなり開かなくなったようです。こういった事例でまず第一の原因は電池切れですが、今回はそうではありません。施設の担当者も、当店でもまず新品の電池を入れ替えましたが、暗証番号を押してもやはり電子音も聞こえず開錠しません。1997年製ということから、あとは電子基盤の劣化が考えられます。こうなるとテンキー式の金庫はすこしやっかいです。テンキー式金庫の大部分の仕組みは、暗証番号を押すと、内部のソレノイドという部分に電流が流れ、ソレノイドが作動することによってストッパーになっていた金具が外れて開錠できるという仕組みです。少し大きな金庫で、ソレノイドの位置も認識しずらく時間はかかりましたが、何とか開扉にこぎつけました。耐火金庫は20年もたつと耐火性能はなくなってしまいますが、このまま費用をかけることなくこの金庫を使い続けたいということでしたので、ソレノイド機構の部分だけを外して、カギだけで開閉できるようにしました。耐火性のないただの鍵付きの頑丈な収納ボックスになりましたが、重要な研究資料の入っていた金庫が開けられてお客様は大喜びでした。お客様が大喜びだった理由は金庫が開いたことだけではなく、当店の開錠料金でした。実は、当店に依頼される前日に検索サイトの広告部分の一番上に表示された大手の全国ネットの鍵業者に依頼されたところ、開錠料金20万円という見積りを出されて、都の担当者には相場金額もわからないので立川市内の当店にも見積り依頼がありました。当店の見積もりは全国ネット業者の5分の1以下の価格でしたので、当店に依頼された経緯がありました。時間はかかりましたが、当たり前ですが開錠できたのは何よりです。私も勉強させてもらいました。

  

投稿者プロフィール

KENロックファクトリー
KENロックファクトリー
代表 三浦健(since1996)
内閣総理大臣認可・警察庁所管 
日本ロックセキュリティ協同組合加盟店
https://www.jalose.org/